2006年 07月 16日
即戦力ならぬ即戦知識の呪縛 |
大学の講義に参加してから卒業するまで一貫して抱えていた疑問があった。
それは”この知識がいったいどんな役にたつんやろ?”ということだ。
そもそもビジネス関係の勉強がしたくて商学部に入学したのだが
実務系の講義を除いてその内容のほとんどが実際のビジネスに則したものではないように感じられたからだ。
それでも大学二年、三年最初の頃まではサボりもせず、ほとんど単位も落とさなかった。
でもそういう勉強に嫌気が差したため途中から講義にでない日が続いた(正確には朝起きれなくて一日潰したりしてたのだが)。
卒業がきまったとき安心したのと同時に自分の成績表をみてこの単位の中でどれだけ自分の頭に入ってるんやろうとか考えて酷く自己嫌悪に陥った(そのときは就職活動真っ只中だったため悔やんでる余裕もなかったが)。
で、今どう思うかというと、
”そんな即効役に立つ知識なんてないんやな”ということだ。
というのも昨日参加した山本真司氏のセミナーにおいて、
久しぶりに中古車の価格設定とかマーケットフォーレモンの話を聞いて
”あー、そういえばそんな話一年のとき聞いたなー”と思ったときに
そういう考え方の基礎が自分の中にヒゲ程度の根っこを生やしているということに気付いたからだ。
もし実務の中でそういう考えに出会う機会があったら初めて芽を出すんだろうと思う。
大学のときに木にしようと思ったのがそもそもの勘違いだった。
だって実際に働いてないんですもの。
まあ、そんなわけでこれから仕事を通じて学んでいけることに期待しようかなと思う。
by kishu_75
| 2006-07-16 22:55
| つまらない話